ねじの作り方|ねじの基礎知識講座|ねじJAPAN

Vol.7 ねじの作り方

今回からは、ねじの作り方の説明に入ります。一番簡単な小ねじを作る方法で説明します。
第一工程は「ねじの頭部」を成形する工程です。

軸部に頭部だけがのったリベット状の物を作ります。
金型(工具)を材料に、たたきつけ変形させることを「塑性(そせい)加工」と言います。
常温で、塑性加工により作業することを「冷間加工」と言い、冷間加工により頭部のついたリベット状の物を作る機械のことを、「ヘッダー」(冷間圧造機)と称します。

また、「ヘッダー」を使って圧造する工程を「ヘッディング」と言います。(サッカーでは、頭でボールをコントロールする事を言いますが、こちらは頭を作ることを言います)


(ヘッダーマシン)

ヘッダーには、色んな種類がありますが、最もポピュラーな「ダブルヘッダー」で説明します。 (上の写真)まず材料(鉄、真鍮、 ステンレス、銅、アルミ等)は基本的に線の材料(コイル状のワイヤー)を使用します。


(図2 ヘッディングの流れ)

工程は図2を参照してください。最初に線をナイフで切り、丸駒と言う筒状の工具(ダイス)に送り、1番パンチで「予備成形」し、次に2番パンチで、「仕上げ成形」します。
最後にダイスに残っている製品を、けり出しピンでダイスの外に突きだします。

工程としては、これを繰り返すだけです。
丸駒(ダイス)1ヶに、1番、2番パンチを2度打ち付けますので「ダブルヘッダー」と言うわけです。
ダブルヘッダーで打ったリベット状の製品を、業界では「ねじ下」「ヘッダーブランク」単に「ブランク」等と呼んでいます。


(図3 ダイス、パンチ)

このヘッダーのスピードですが、数十回転のものから早い機械は数百回転まであって、機械の側で見ていても早くて判りません。中には600回転/分の様に、1分間に600ヶもの製品を作る機械もあります。
図で説明するのは簡単ですが、実際に機械が動いている現場で見ないと、よく分からないと思います。

最初のナイフでの切断にも、3〜6種類くらいの切断方法があります。
又丸駒(ダイス)への材料の送り方、等など、一度お近くのねじ工場へ、見学に行かれるのが最良と思います。
百聞は一見に如かずです。

当社にも、近くの小学校から社会見学として毎年何校も来られ、又各地の商社の方が4月になると新入社員の方を連れて見学に来られます。
時間の調整がつけばいつでも結構です、お越し下さい。
お土産に、見積もり物件もお忘れなく。