ねじJAPANに記事を掲載させていただく事になりました㈱ヤマシナです。
この資料は、約10年前にもねじJAPANに投稿させていただいた内容です。
今回、再掲載のお話を頂きまして、古い記述なども見直しながら「ねじ」についてご紹介させて頂きたいと存じます。
長い間この業界に居られる方に取っては、簡単すぎて 「何だこれくらい」と言う感覚を持たれるとは思いますが、はじめてご覧になる方でもご理解頂けるようなレベルで仕上げていきたいと思います。
当社も昨年は久しぶりに新入社員を採用しております。
「ねじ」の会社での社員教育は、まずはある程度の知識を書物で説明しますが、1週間過ぎますと、「百聞は一見に如かず」早い段階で、現場作業に投入します。
圧造(ヘッダー)転造(ローリング)の機械加工を経験し、全体の流れを知るために生産管理(工程)で1ヶ月勉強し、圧造、転造、熱処理、表面処理、検査、出荷業務迄を勉強することになります。
その後は技術に入り、ここで製造可否の計算や見積もりなど一通りを習い、3ヶ月で営業に配属となります。
当然、全くの素人ですし、家電、自動車のように身近な商品でない「ねじ」を販売するのは非常に難しいことです。
学校の工作か、日曜大工くらいしか「ねじ」に接した経験がないのが、一般的な感覚だと思います。
「ねじ」と簡単にいっても、非常に奥の深い商品で、紀元前から存在するこの古い歴史のある商品をお伝えすることが出来るのか?頑張りますので宜しくお願いいたします。
1917年(大正6年) | 京都、山科に「山科精工所」資本金100万円で創立 |
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1949年(昭和24年) | 十字穴付きねじを(日本で最初に)国産化 |
1953年(昭和28年) | 米空軍の技術援助を受け精密ねじ生産体制が整う |
1954年(昭和29年) | 政府の要請でタッピンねじの国産化に協力、成功し本社を現在の東野工場に移転(新幹線から見える工場です) |
1957年(昭和32年) | 防衛庁航空機部品生産系列に登録 |
1961年(昭和36年) | 大阪通商産業局長賞を受賞 |
1962年(昭和37年) | 大商(2部)に上場 |
1963年(昭和38年) | 工業技術院長賞を受賞 |
1968年(昭和43年) | 米国コンチネンタルスクリュー社とタップタイトの特許権使用契約締結 |
1969年(昭和44年) | 通商産業大臣賞を受賞、 米国テキストロン社とレイカール工法に関する特許権使用及び技術援助契約を 締結(多段ヘッダーの生産開始) |
1973年(昭和48年) | 米国テキストロン社とトルクスドライブシステムに関する工業所有権使用並びに技術援助契約を締結 |
1978年(昭和53年) | スイス、コンチファスナーズ社とスーパータップタイトの特許使用権契約締結 |
1979年(昭和54年) | 米国テキストロン社とストラックスの特許使用並びに技術援助契約締結 |
1994年(平成6年) | 米国テキストロン社とトルクスプラスドライブシステムに関する工業所有権使用並びに技術援助契約を締結 |
1998年(平成10年) | 「スチールハウス製造用材料及び部品に関する鋼材倶楽部規格品製造工場認定規定」による工場に認定 米国ファスナー品質法(連邦法)により試験所認定機関として承認 |
1999年(平成11年) | スイスコンチファスナーズ社とタップタイト2000技術契約 |
2000年(平成12年) | 11月社名を「ヤマシナ」と変更 |
2001年(平成13年) | 3月独EJOT社と新しいプラスティック用タッピンねじの、PT及びデルタPTねじの特許実施権契約締結 品質マネジメントシステムISO9001の認証取得 |
2002年(平成14年) | タイ国ねじメーカーのバンコク・ファスニングCo.と合併会社ヤマシナ・バンコク・ファスニングCo.を設立しました。 |
2003年(平成15年) | 環境マネジメントシステムISO14001の認証取得 |
2006年(平成18年) | 独EJOT社と軽合金用ねじ"アルトラックス"の特許権使用契約締結 |
2010年(平成22年) | 東莞怡寳三協五金配件有限公司(中国)と資本提携契約締結 |
2011年(平成23年) | 怡寳洋行(遠東)有限公司(中国)と資本提携契約締結 東莞怡寳三協五金配件有限公司(中国)と業務提携契約締結 |
株式会社ヤマシナ 社屋全景
※東海道新幹線下り線で京都駅到着前に左手をご覧頂くと当社があります。
・営業拠点
九州営業所(熊本)、海外事業部(広州)
・工場拠点
本社工場(京都)、セイコークマモト(熊本)、イーグル社(広州) 従業員188名
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