緩み止めナットの軸力について

ナットの形状が楕円形の緩み止めナットについて、締付トルクと軸力との関係を測定したところ、同じ締付トルクでも緩み止めではない通常のナットの場合と比べて軸力は高くなりました。いろいろ調べているのですが、原理がいまいちわかりません。よければご教示お願いします。

ねじユーザー企業(その他/技術者)

[回答]えっ

締め付けトルクと軸力には何の相関性もありません。
ナットが適正に締まれば当然、軸力は発生します。それはどんなナットでも同じです。
ただし、ナットメーカー推奨トルクで締め、軸力がボルトの適正軸力より多く出るならちょっと問題です(これも座面の摩擦係数で左右されるため一概に断言できませんが・・・)。

ねじ商社/販売系会社社員 2008-03-11 20:25:02

[回答]いえ、

締付けトルクと軸力との関係は、T=K・F・D(T:トルク、K:トルク係数、F:軸力、D:ネジ有効径)で示されることが一般的に知られていると思いますが?実験で測定しても、両者の間には比例関係が見られます。しかし、質問の通り、緩み止めナットの方が通常ナットよりも軸力が高くなります。この原理について、もしご存知でしたらお教え願います。

ねじユーザー企業(その他/技術者) 2008-03-11 20:54:12

[回答]式に答えが

T=K・F・Dを見れば、一目瞭然です。
Fが大きくなっていると言うことは、Kが小さくなっていると言うことです。

ねじ関連会社社員 2008-03-12 11:50:47

[回答]それは、

以前からわかっていましたが、通常ナットと緩み止めナットの材質が同じ場合でもトルク係数は変わるものでしょうか?

ねじユーザー企業(その他/技術者) 2008-03-12 21:58:25

[回答]トルク係数は

ナットの表面処理や表面粗さ、座面の面積が違えば、トルク係数は違います。
材質自体の影響はあまりないでしょう。

JISの締付け通則やバイブルとも言える(?)ねじ締結概論に目を通しておくことをお勧めします。

ねじ関連会社社員 2008-03-13 08:54:46

[回答]長文を書くとエラーするので

最初にレスしたものです。
上述式は一般ナット、また各メーカー同一種類ナットなら使用できる式と思います。
理由は係数が違うと判断しているからです。
最初に関係ないと書いたのはその理由からです。
ナットの種類が違えば同サイズ、同じ鋼材でも許容軸力を発生させる為のトルク値は違うはずです。
表面処理(ドブは除く)、仕上がりの状態でも違うはずです(特に初期の3価クロメート)。
今回「公開」しますので苦言は直接私にお願い致します。

ねじ商社/販売系会社社員 2008-03-13 13:23:42

[回答]有り難うございました。

たいへん勉強になりました。有り難うございました。ご推薦の本で少しねじのことを勉強しようと思います。

ねじユーザー企業(その他/技術者) 2008-03-13 20:54:08

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