ステンレスSUS304アンカーと真鍮製ボルトの電食について

水路に藻の繁殖を防ごうということで、銅板をはりました。その際にコンクリートにステンレスSUS304アンカーをつけ、そこに真鍮製のボルトをつけました。しかし、最近になって、真鍮製ボルトの脱落があり、点検したところ、真鍮製ボルトは、しっかりとネジが残っているのに対し、SUSアンカーのネジは、ネジ山が無くなっていました。この組み合わせは、電食がおこりうるのでしょうか。

一般消費者

[回答]少しお待ちを

ステンレスと真鍮ですので、当然電位差があり、電食は起こすと思いますが、ステンレスのねじ山が無くなるほどとは・・・
詳しい見解は、材料メーカーに問い合わせ中ですので、少し時間を下さい。

選択無し 2003-06-12 00:00:00

[回答]材料屋さんは・・・

ステンレス材料のメーカーさんに問い合わせたところ、以下のような見解(回答)が返ってきました。

『海水で真鍮とステンレスを接触させると、真鍮が異種金属接触腐食を受けるようです。その際の真鍮の腐食形態は脱亜鉛腐食です(金属Cuが多孔質層として残存、Zn30%以上合金で顕著に起こる)。この場合のステンレスとは6%Mo鋼でして、不働態状態のステンレスと真鍮では真鍮が脱亜鉛腐食するというふうに拡張して捉えることができます。
 すなわち、今回の事例もSUS304が不働態にあるなら、真鍮が腐食するはずです。
 そして真鍮が腐食していないとすると、これはステンレス・アンカーボルトの単独の腐食と考えるのが適切です。
 バクテリア等の微生物腐食の可能性も捨て切れませんが、一般に微生物腐食の事故例は溶接部やタンク内に水を張ってためて放置するなのどの特異な行為が付随するため、とりあえず除外します。
 よって、もともと塩化物イオン濃度の高い環境でSUS304を過信して使用したことが原因と推察します。真鍮ではないですが、Cu-Ni合金やCuなどはスーパーステンレス鋼にも勝る耐海水材料を示すようで、特に塩化物には強く、海水ポンプなどには多用されているようです。
 腐食環境や腐食した材料を実際に調査しないと明確に判断できませんが、SUS304単独の腐食として解釈できないか検討すべきだと存じます。』

ご参考になりましたでしょうか・・・

選択無し 2003-06-16 00:00:00

過去記事アーカイブ 人気の記事10件

新しく質問を投稿する場合には、ねじのしゃべり場をご利用下さい

今ご覧のページは、「旧掲示板 過去記事アーカイブ」です。
新しく記事を投稿する場合は、「ねじのしゃべり場」をご利用下さい。