ステンレス製十字穴付き小ねじについて

教えて下さい。
JIS B 1054の性状区分A2-70の十字穴付き小ねじは国内に一般的に流通している
のでしょうか?

ねじユーザー企業(一般)

[回答]A2-70

現在一般に流動しています『十字穴付き小ねじ』は、JIS B 1111の附属書の規格のものになりますが、この場合、『ステンレス小ねじの機械的性質検査は受渡当事者間の協定による。』とされており、JIS B 1054の適用は任意となっています。従いまして、個別対応はあっても、JIS B 1054のA2-70を全面的に適用した十字穴付き小ねじは、一般には流動してないと思われます。
ただし、JIS B 01054の機械的性質によりますと、M5以下の小ねじに対する引張強さは、ねじり強さによってもよいことになっていますので、当社でのねじり強さの実測値からみますと、一応M5以下の小ねじは、A2-70はクリアーできているか、それ相当のレベルにはあります。M6以上ものにつきましては、引張強さ700N/mm2が、まず適用項目になりますが、現状は A2-65程度(こんな性状区分は無いですが)のレベルとなります。
A2-70を十分満足する小ねじは、材料の引張強さを上げておくか、製法を変えることによって、製作は可能です。

選択無し 2001-09-07 00:00:00

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