このページでは、メールマガジン「ねじJAPANニュース」の過去記事を一部抜粋して紹介しています。掲載されている情報は配信当時のものです。
みなさん、こんにちは!
先回の編集後記でご紹介したWindows7。
アップグレード版が約半額になる先行予約キャンペーンが行われましたが、キャンペーン期間の10日間を待たず予定本数を完売しました。
注目度、人気ともに上々の滑り出しを切ったようです。
というわけで、今回も、ねじJAPANニュースをお届けします!
★Windows ありがとう キャンペーン
http://www.microsoft.com/japan/windows/possibilities/buynow/pre-order.aspx
工場の生産設備の設計、製造を行っています。
当社では機械の組み立てに強度区分10.9、12.9、ステンレス製ではA2-70のボルトを一般的に使用しています。
被締結部材はS45CやS400、SPHC、SUS303、A5052等です。
被締結部材によるボルトの使い分け等特に行っていません。
現在はほぼすべての個所にスプリングワッシャーを使用していますが、できればスプリングワッシャーの使用をなくす、もしくは減らしたいと考えています。
たびたびこちらの質問箱でも議論にあがっておりますが、必要、不必要、両方の意見が述べられています。
使用条件にもよると思われますが
緩み止め効果は本当に期待できるのでしょうか。
もし具体的な試験結果等がございましたらお知らせください。
具体的試験結果はありませんが、少なくても被締結体が鉄では、不要でしょう。
使用されているボルトが10T、12Tでは、締め付けトルク、軸力ともに高く、スプリングワッシャは締め付け状態で完全につぶれているはずです。
場合によってはワッシャ表面が降伏しています。
これで復元力を期待するのも意味がないでしょう。
さらにスプリングワッシャは強トルクで締め付け時、開きが発生して座面径が安定しません。
場合によっては、スリット部が座面に食いつき、思わぬトルク損失を発生してしまいます。
高強度締め付けでは、いかにシンプルな構成で安定して
軸力を確保するかが緩みに対しても最も近道と体験しています。
対アルミ座面では、座面が降伏しないよう、最低限普通の座金をつけるべきです。
スプリングワッシャ有り、無しで部品を組み立て、加振機で振られたのち、追い増し、戻しトルクを測定されると、効果がよく分かるのではないでしょうか。
スプリングワシャーの緩み止め?
スプリングワシャーの緩み止めは、歪みエネルギーを利用すると言うよりはむしろ、ボルトやナットが緩み方向に回るとき、スプリングワシャーの切り口の角で座面に食いつき、座面を粗し緩みを防ぐ現象が実質の緩み止め効果と評価しています。
軸荷重が小さいときは
確かにボルトやナットが脱落するのを遅らせる効果はあるでしょうが・・・。
イランの政治で混乱が起きています。
引き金となったのは、大統領選の結果でした。
現職強硬保守派のアフマディネジャド大統領が、大差で改革派ムサビ元首相に圧勝しました。
しかし、選挙で不正が行われたとして
改革派ムサビ氏支持グループが抗議活動を続けています。
★インターネット上でも攻防
この抗議活動の攻防が、実際のデモ行進だけ無くインターネット上でも繰り広げられています。
改革派ムサビ氏の支持グループは、Twitterを利用し政府の取締りをかいくぐりながら
抗議活動を組織しているようです。(1)
加えて、動画共有サイトYouTubeを用い、抗議活動が弾圧されている様子を、世界に発信することで諸外国の支持を仰いでいます。
それに対して政府側の対抗処置として、インターネットの閲覧規制を行い、米ホワイトハウスや英BBCのHPが
イラン国内から閲覧できないようになっています。(2)
(なぜか?日本の首相官邸のホームページも対象に)
加えて、一種のフィルタリング規制を実施。(4)
そのため、電子メールや音声通信の内容に含まれるキーワードを検索され、「ムサビ(改革派の元首相)」「選挙」という言葉を発すると
電話回線が切断される事態になっていると報告されています。(3)
これにより、イランではインターネットの通信速度が
一時的に1/10になる影響が生じました。
★アメリカ・Googleも動かす
インターネットが改革派の運動で活用されつつあることは、アメリカも動かすことになりました。
Twitterの運営会社は、メンテナンスによる影響を考慮し、予定していた保守作業をイラン時間の深夜に変更しました。
これには、米国国務省が改革派グループの活動を後押しするため、Twitterの運営会社に助言したことが影響しているようです。(5)
加えて、動画共有サイトYouTubeでは、暴力的なシーンを削除する方針で通常の運営がなされています。
しかし、ショッキングな場面を含むイランの抗議活動の動画については、投稿された内容を基本的にそのまま掲載することで運営が行われています。
(5)
★ネットは政治の分野にも影響を
以前この編集後記で、オバマ大統領の選挙戦略でインターネットがどれほど活躍したのか
紹介したことがあります。
今回のイランの政治混乱を見ていると、インターネットがもはやビジネスの分野だけでなく、政治を動かすメディアとしての地位を確立していることを改めて実感しました。
参考
1)イラン大統領選めぐる混乱…ネットがもう一つの「戦場」に
└→http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090617/mds0906171838003-n1.htm
2)【イラン騒乱】ネット規制を拡大 日本の官邸HPもブロック
└→http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090630/mds0906301136004-n1.htm
3)Twitterは政治や報道を変えるのか
└→http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0907/01/news062.html
4)イランの情報戦:「革命ツール」としてのSNSと、ネット監視体制
└→http://wiredvision.jp/news/200906/2009062322.html
5)Twitterなどで加熱するイラン抗議行動、米国の民主化戦略との関係も
└→http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20090622_295583.html
2009/07/06配信